最近、投資信託商品「レバレッジナスダック100(通称レバナス)」というのがあります。
簡単に説明するとナスダック100指数の値動きの2倍程度を目指すという商品です。
詳細はこちらです。
米国株の投資信託といえばS&P500です。S&P500の詳細はこちらです。また、ナスダック100という指数もありますが、詳細はこちらです。
簡単に説明すると、S&P500は幅広い銘柄を、ナスダック100はより選抜し特化した銘柄をという感じです。
そして、ナスダック100のほうが現在右肩上がり過ぎなぐらい上がっているので、この指数に2倍レバレッジを掛けた「レバレッジナスダック100」という商品があります。
しかし、この商品は意外と反対意見が多いので今回はこの反対意見について語っていこうと思います。
そして、今回はこの商品の私の見解を先に述べます。
投資信託の商品としてみた場合、以下の結論です。
米国株で特にナスダック100指数を取り入れており、更に値動きの2倍程度のインデックス指標となるためリスクは高い。従い、投資資金全額投じるのではなく10%以下に抑えながら様子を見ていき、時間が経ちリスク許容度が許していけば投資額を増やしていけばいい。
いちばん重要なのは、最終的にいくらまで殖やしたいかを決めておくこと。
では、反対派の意見についてどう考えているのかを述べていきます。
反対派の主な意見
- 現在は好調でも未来のことはわからない
- 暴落時は多大なる損を被る
- レバレッジは短期で行うものであり、インデックスに組み合わせて行うものではない

現在は好調でも未来のことはわからない
未来のことはわからないのはどの投資でも同じでありS&P500を推している人々は米国は今後とも伸びるから推している。であれば、その中で伸び率が高いハイテク等に特化したナスダック100に投資することがなぜ反対なのでしょうか。
暴落時は多大なる損を被る
多大なる損を被るのは事実でしょう。しかし、米国株が暴落時はS&P500も同じように損を被ります。レバナスに比べたら損害が少ないだけです。そして、ここが重要ですが投資信託は損害が出たら利益というか損失を確定させるものでしょうか?損をしても売らなければいいだけです。
自分が推している商品は利益を確定させて、なぜレバナスだけが損失を確定させるのでしょう。
レバレッジは短期で行うものであり、インデックスに組み合わせて行うものではない
レバレッジ商品で有名なのはFXです。簡単に説明するとこの商品が怖いのは損を確定させるのを恐れ、FXにつぎ込むお金(証拠金)を用意する必要がありますが、あまりにものめり込み資金を枯渇させついには借金をしてでもという形になるところです。
何事も余裕を持ってということですが、FXの場合はちょっとしたタイミングでいきなり増える可能性もあり、そのせいで感覚が麻痺するということで私はおすすめしません。
話はそれましたが、FXのようにレバレッジ型商品はリスクをかなり伴いますが、レバナス100の場合は投資信託商品内で投資と利益確定or損切り等を行っている点です。例えば1万円を購入して翌日9000円担ったからと言って1000円を要求されるわけではありません。
ナスダック100指数の値動きの2倍程度を目指す商品なのです。
従い、インデックス指数に組み合わせたところで借金を要求されるわけではないです。
お勧めなのか?
私は勧めることは責任が持てないのでしません。他の元本が保証できない他の商品についても同様です。
考え方の一つとして、昨今FIREという言葉を耳にすると思いますが、FIREの早期達成するに当たり資産形成の観点からは組み入れ検討の余地がありだと考えます。
高配当株を月10万円もらうと考えて、税引き後配当率年4%を見た場合3千万円以上の投資額が必要です。結構きついですね。S&P500の投資信託も加味しても山は高いです。
従い、冒頭の結論のように最初はポートフォーリオの一部として組み込み自分が許容できると思えば増やす。嫌だと思えば減らす等のリバランスを行っていけばいいと考えます。
但し、何度も書きますがこの商品を購入したからと言って自分の人生がバラ色になる保証はできません。最終的には自分の判断で決断してください。
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