ツイッターで「総資産400万から600万にする」と意気込んだものの、友人の仮想通貨投資に騙されて資産を失うという投稿がありました。
全部は見きれないですが、見ていると短期間で400万にしてしまったがゆえの行動なのかなと思えます。
今回はここから学ぶべき点を考えてみます。
概要
この方はFXトレードで資産を増やしているようで、今年の目標を200万から400万にするというものでした。そして4月までにその目標を達成し今度は600万にするというものでした。
そして5月の半ばにGWに遭った友人経由で投資助言の資格持ちのプロに資金を預け仮想通貨投資を行うというものでしたが、ツイッターのアドバイスで翌日に友人に連絡すると預けたお金は返せないというものでした。そこで詐欺にあったと自覚したという経緯です。
ちなみにFXトレードがうまくいっていたのか、会社は3月末で退社したそうです。
目先の利得
よく目先の利得に走るなといいますが、まさに典型例です。ですが、この方はFXトレードなら相場観あるのでは?とも思ってしまいます。
何事もそうですが、とにかく思い通りそれ以上の事が起きるとなにやってもうまく行くという心理が走ります。
話は変わりますが、大半の投資家〇〇はインデックス投資をここ数年の成績を出して勧めていますが、ここ数年の相場は右肩上がりなのでそのグラフを用いてすすめるのは当然です。では、2020年1月から3月半ばのまでの日経平均株価チャートだけ見たらどうでしょう。ジェットコースターなみに下がっています。ではその先はというと上がっています。見方を少し変えただけで全く異なる結果になります。
人は何かを勧めるときは自分のポジションで話します。なので、目先の利得に走っているものを醸し出していれば当然そのような人は寄ってくるでしょう。

なぜ巻き込まれるのか
本人のツイッターには「なんでわたしばかりこんなことに巻き込まれるの?」とあるが、自分自身が原因なのは明白です。
- たまたまうまく儲かったにすぎないのにその気になる
- 目先の儲け、利益ばかりにしか目に行っていない
- リスク管理はそっちのけ
- それらの活動をSNSを通じてさらけ出している
簡単に言えば、自らの発言が詐欺師を呼び、投資の原則から外れた行動をした結果です。
しかし、人間心理から言えば、大金を一瞬で失うという過ちを自らの非で認めるのは難しいのも事実です。
重要なことは、人様の失敗から自分はどうなのかというのを置き換えてみることです。
- 貯蓄と投資のバランスはどうか
- 投資用資金と生活用の貯蓄が混ざっていないか
- 無理した運用に走ってないか
人の失敗を後ろ指差して笑うことをして、自分のしていることを見直さないのは同じ轍を踏む可能性が高くなります。
人の失敗から自分の事がどうなのか、同じような行動をしていないかをチェックし、引き締めていくことが重要です。
言動のチェック
重要なのがもう一つあります。自らの言動です。
- お金の羽振りがよくなり変なものに投じていないか
- 身なりが変に着飾っていないか
- 必要ではないブランド類に手を出していないか。
- SNSの発言が儲け話や自分のご自慢になっていないか
このような事に気をつけないと足元を救われるのは明白です。
幸せをつかもうとして失敗して笑うのは簡単です。しかし、自分がそのようなことになって初めて誰も手を貸してくれないことを知ります。
すべきことは自ら及び他者からの失敗から自分がどう学ぶかです。小さな失敗で取り返しかつくのか、大きな失敗で奈落の底へ落ちていくのか。
前者を選べるような行動をしていきましょう。

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