フリーランスの魅力に経費を使って税金をコントロールできるというのがあります。
確かに同じ年収でもサラリーマンよりフリーランスのほうが使える金額は多いのは確かです。
しかし、甘い部分だけクローズアップしていいですというのはどうなんでしょうかというお話です。
サラリーマンの税金
サラリーマンは毎月社会保障費、及び所得税が引かれます。これは仕方がないことでサラリーマンの私達にはどうすこともできない仕組みです。
そして、年末になると年末調整を行い基本的に所得税は多く支払われているため還付されてきます。
さらに、年末調整を経て正式に決まった所得から住民税が決定され、次年度6月の給与から住民税が引かれます。
概要ですがこれが所得税、社会保障費と年末調整、住民税の関係です。

経費
フリーランスはサラリーマンとは違い経費なるものがあります。
事業主は収入を得るもののそこから会社事業を行うために使用した費用です。
家賃、水道光熱費にはじまりカフェで営業したさいの飲食代、出張費等など様々多岐に渡ります。
従い、概算にはなりますが、経費が多ければ収入ー社会保障費ー経費=課税対象額になります。
税金をコントロールできるというが
個人事業主、フリーランスはこの経費を使って税金をコントロール出来るのが強みと煽り、サラリーマンはオワコン、フリーランスに誘導する的なコンテンツを見かけます。しかし、きちんと認められる経費を把握しているでしょうか。また、経費に出来るからと言って不要なもの、例えばパソコン1台で十分なのに2,3台も購入するなどして気づけば自分の首を絞める行為を行ってしまう。
あくまで、フリーランスは確定申告をして初めて収める税金が決まります。従い、税金を決めるのは当然ながら行政であり申告する側ではありません。なのに、甘い言葉でフリーランス最高というのはおかしな話です。

自分で調べる
もし、フリーランスを目指したいのであれば、フリーランスに必要なものを自分で調べる必要があります。税金であれば、本を買う、国税庁のサイトを見るなどきちんと自分で知識武装して初めて成り立つものです。
他者に煽られやってみたはいいけど現実は甘くなかった。こんな話は至るところに転がっています。
正直、その人がなぜ評価するのか。自分でやってよかったから、アフィリエイト、情報商材、オンラインサロン等へ誘導しているのかなど、しっかり見極めてから行動しましょう。
他者に煽られやってみても責任はとってくれません。自分で尻ぬぐいする前にまずは落ち着いて足元を見てみましょう。
コメント