人のコミュニケーションの成り立ちの一つでGIVE&TAKEという言葉があります。
困っている人を手伝い出来ない部分を手伝ってもらう。会社というか社会では普通に見られる光景です。しかし、一方では貰えるものは貰うものの何も出さない人もいます。テイカーと呼ばれる人です。
このテイカーの度が過ぎる人が会社の長となる考えとはどのようなものでしょうか。
言葉の前提
アダム・グラント著書「GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 」によると以下の3タイプに分けられるそうです。
- ギバー(Giver):人に惜しみなく与える人
- テイカー(Taker):自分の利益を優先に動く人
- マッチャー(Matcher):損得のバランスを考える人
ギバーは基本的に見返りを求めません。従い、Aを手伝えばBをしてくれるかな?と思うのはマッチャーとなります。今回は、テイカーという言葉が中心です。
テイカーとは、自分の利益のみ求めます。従い、周りの人を不幸にします。テイカー=自分の利益なのだから得をするでしょうと思う方もいますが、それは短期的であり長期的ではありません。
周りにも「あれちょうだい」「これちょうだい」「あなたは稼いでるんだから少しぐらいいいでしょう」という人いませんか?もしくはいませんでしたか?これがテイカーです。
ボランティアを強要
今日の本題です。社長のテイカー気質です。
管理者、ケアマネージャーには残業代が出ませんでした。また、リーダー職となった私にも残業代を渋る場面がありました。社長の言い分は「他の職員より手当を厚く出しているのだから」というのが理由です。
この会社は年俸制ではないです。月収制です。管理者、ケアマネージャーも役員ではないです。従い、本来は時間超過の分は出す必要があります。しかし、先の理由で渋りボランティアを強要。
他にも、昔に知り合った人を家賃、光熱費、食費の保証をする住み込みで働かせるはずが、実際は、家賃、光熱費、食費を取って働かせていたりとしていたそうです。
労働力の搾取
高齢者住宅の運営もしており、住宅の空きは少ない方でした。これは、利用者を選ばない、ようは他のところでトラブりになり手に負えない方も入居させるためです。
当然、どこにしわ寄せが来るかといえば職員です。全体会議で問題点を出すも社長の意見はピントがずれて解決にならず。平均介護度が例えば3だとしたら、4に近い対応の疲労度ではなかったでしょうかと思います。
入社前の面接は自分の理想など桃源郷のように語るもののきちんとした説明ではないため、入社後は言葉を選ばないでいうなら奴隷のようなものでしょうか。
規模が大きくなっても
前回でも説明したとおり、私が入社してから徐々に会社の規模は大きくなっていきましたが、会社の経営方針は変わりませんでした。とにかく人(利用者、職員)を入れて数を合わせようとする。
そして、給料払っているのだから、なんでもいいから搾取しようとする考えなのです。
テイカーになってはいけませんが、無理してギバーになる必要もないです。自然とギバーになれる生活を送りたいものですね。
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