「組織はリーダーの力量以上に育たない」故・野村克也氏の言葉です。
現在の職場でも何を報告してもカリカリしているリーダーだと報告が面倒だなと思い、
知ったかぶりな人が管理者になるとこの人では不安だと思い、逆に色んな意見を吸い取りよりよい環境を作ってくれる管理者だと仕事が充実すると。
しかし、会社は最終的には社長の方針により決まります。前回、社長のことを語っているためある程度見えていますが、なんでも自分でしなければ気がすまないのです。特に重要なポイントを3つあげます。

会議に出たがり
前の会社では、営業会議、リーダー会議、職員会議の3つがありました。概要は以下のとおりです。
- 営業会議:事業所ごとの運営状況の報告、及び会社の運営について
- リーダー会議:事業所内のリーダー職、サブリーダー職以上が出席し問題点をあげ改善を図る。
- 職員会議:事業所内の全職員が基本的に参加、問題点をあげ改善を図る。また内部研修も行う。
もし、あなたが7つの事業所を持っているなら上記の会議に全部出たいでしょうか?。営業会議は1日、リーダー会議、職員会議は7つあるのでそれぞれ別日に行われるため計14日出席で1.5時間かかる場合21時間も取られます。
会社の風通しをよくするためという理由で参加しているのですが、事業所が少ない頃はこの方式でも良かったです。しかし、7つの事業所も抱えるのであれば職員会議に出るべきではないのです。
また、時々ですが日時、時間も間違えてすっぽかすなどと社員の見本とは言えません。
会議の内容も正直解決したとは思えない内容、社長賞を出すと言ったきり音沙汰なしだったり、時にはご自慢したりと自分の威光を見せたいだけに出てきているとしか思えなかったです。

すべてを掌握したがる
会社が大きくなるにつれて当然部下に任せることをすべき一つに人事権があります。
一つに面接です。別に社長自体がやってもいいのですが、過去何度か伝えている通りほぼ受かる面接です。経歴を一通り話せばほぼ受かります。
問題は、業務内容を言わないため入ってみて違ったということ、誰でも受け入れるため外れな人もいます。会社も損をしているでしょうが一番割りを食うのは現場です。
会議にでしゃばり、人事のことに口を出しながら業務が大変なのに関わらず事業拡大をする。自分の懐具合のことしか考えていません。
人が大切と言いながら
ここまで事業所を拡大した理由は、「介護を使いたい人が大勢いるのだからその人達の手助けをする」だそうですが、上記、また過去で語ったように、誰でもいいからとクレームお構いなしな職員を入れたり、向上心のない職員をいれたりと利用者のためになるのでしょうか。
職員の教育も大事と言いながら、お灸をすえられた職員が社長に直談判して逆にこちらがいろいろと言われる等横やりが入ったことも多々あります。
この社長が職員を重要視していない最大の理由は、この会社で平社員から管理者になった人がいないことです。過去の管理者は、全員転職組です。転職組の管理者のもと主任として育てていき、管理者となる構想があるのかもしれませんが、そこまでに至らずほぼ退職しています。これがすべてを物語っています。

組織の長とは
「組織はリーダーの力量以上に育たない」と最初に語りました。
皆さんの長はどうでしょう?定年までついていきたいですか?我慢して耐えてスキルが身についたらオサラバしたいですか?逆に長としてなっていた場合はどうでしょうか?
会社の規模が大きくなる、数字が増えるが成長ではありません。一人ひとりが成長して会社も成長するし、会社も少しずつ変化して一人ひとりが成長するのです。社長がお山の大将のように居座り振る舞うだけで成長せず旧態依然としていては成長しません。
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