日本認知症グループホーム協会は、「介護人材の不足が深刻化する中で、特に夜勤者の確保、シフト調整に大変苦慮する状況」と説明。1ユニットごとに1人を原則としつつ、2ユニットで1人の体制も条件付きで認めて欲しいと要請した。
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相変わらずの小手先解決策なんですよね。
夜勤について
夜勤について軽く説明します。
大抵の施設における夜勤の人数は1から2人です。
シフトが遅番19:30で終わり、早番が7時の場合、19:30から7:00までを1,2人で見ることになります。
徘徊がなく、コールがなく、皆が皆、夜は寝て朝起きてくれれば大人数の利用者を少ない夜勤で見ても問題ないでしょう。
実際は違います。下手すると一番忙しい時間にコールが重なってみたり、便失禁で対応で時間を取られたりと何があるかはわかりません。一寸先は闇です。

誰の味方?
このような団体や認識者会議では度々現場とは異なる意見を提示します。果たして誰の味方なのでしょうか?
経営サイドでしょうか?
安易に緩和しても人が入らなければ経営の灯火は消えてしまいます。
小手先の解決は介護業界全体の首を絞めるだけです。
人手不足の原因
人手不足の原因は複合的要因です。
給与問題、職員における人間関係の問題、利用者との対応問題…、本来はこういうことが解決に前進して少しずつ良くしなければいけないはずです。
人手が足りないから復職に40万出しましょう、職員が利用者を見る人数を増やしましょうでは何も解決しません。
先日の無罪確定裁判の件も、要因の一つに人手不足から発生したものです。
今回はグループホームの夜勤のことですが、人手不足によって一人の数年間の人生を無駄にしたことを考えればこんな馬鹿な発想は出てこないはずです。
現場のことを考えた案を出す人は出てこないものなんでしょうか。
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