先日、日本医療労働組合連合会は12日、介護施設の夜勤実態を探る調査の結果、休憩・仮眠を十分に取れない職場がある現状が改めて報告されたとのことです。
夜勤を5年以上経験している身からすれば何を今更であり、本来であればブラック環境の一つでもあると言いたいですね。
休憩時間は法律に定められている
よく休憩時間だから何をしようが勝手。だから俺は働いてるんだと言う人もいます。しかし、厳密に言えばこれも違反しています。労働基準法で下記のように謳っているからです。
休憩時間は労働者が権利として労働から離れることが保障されていなければなりません。従って、待機時間等のいわゆる手待時間は休憩に含まれません。
上司が部下に対して仕事から休憩することを率先して指示しなければいけないのです。しかし、実際は「俺はな、昔なんて休憩時間なぞ削ってでも」という外れ上司もいます。今の御時世では論外ですね。

問題点は夜勤だけか?
この休憩時間、夜勤だけかといえばそうではないです。
日勤帯も休憩場所とは言えない落ち着かない環境下で食事を摂り、気づいたらフロアに誰もいなくて電話応対、外出準備に駆り出される。「休憩取ります」と言ったらリーダーから「今、大変だから無理。見ればわかるでしょ」と。本来、休憩時間を作らなければいけない側がこのような意識なのだから、そもそも会社自体が休憩時間に対しての認識がないという文化が出来上がっているケースもあります。
他にもグループホームの夜勤を2ユニット1人という体制にする案も出たこともあり、大変なところでは休憩時間以前の問題とも言えます。
取れないことが問題
業種問わず休憩時間が取れない問題はあります。時々、「休憩時間も働いて俺は偉くなった」「休憩取れるだけいいじゃない。私は今日も取れないのよ」とマウントや自身のスケジュールに置き換える人がいますが、問題なのは休憩時間が取れない」ことです。粋がる、マウント取る人の意見など聞いてはいません。
正直、こういう問題は粋がる人、マウント取ってくる人がいる限り解決しない気がします。

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