介護は誰でも出来る。このフレーズはよく聞きます。人手不足なのでどうしても人を集めていかないと成り立たない。従い安易さを全面に出すことで解決を図ろうとしますが、そういう会社はうまくいきません。うまく行っているように見せかけているだけです。
少しでもうまくいくために会社にとって本当に重要なことはなんでしょうか。
継続性
会社にとっても従業員にとっても利用者にとっても必要なのは会社に長く働いて欲しい、継続性です。
人手不足だからといい誰でも雇った結果は別に記載していますが、悪い結果しかもたらしません。
変な職員に時間を取られ疲労感がいつもより2倍、3倍となる。そのような会社にいたいと考えるでしょうか。答えは「ノー」です。
誰でも出来ると謡い誰でも雇い入れることは、他の職員に対し悪影響しか与えず一人、また一人とその会社と決別する機会を与えるだけです。
続けてくれることのありがたみ
転職率が低い会社はそれだけ職員を大事にしてくれているということです。転職のきっかけの大半は「人間関係」です。
「お局」「マウント上司」「キラキラ介護士」、経験のある介護職員ならこの言葉を並べられるだけで頭痛、腹痛が病んでくると思います。
どうにかしてやろうと策を講じても結局はこちらが根負けするだけです。
上記のように関わりたくない職員が少なければ少ないほど、働きやすい職場です。働きやすい職場だと転職率は低くなります。
転職率が低いとスタッフ同士の団結力、個々の強み、弱みが分かりやすく、依頼事も「これはAさん」「これはBさん」というようになると同時に、自分の知識、スキルも蓄積されていきます。
転職率が高いと会社に提出書類ですらあやふやに教わった職員に教えられそれが間違えているということもあります。

目先で解決するのは一瞬だけ
10人入社して半年以上働いてくれたのが一人だけという結果であれば意味があるのでしょうか。
それを現場の教育が悪いだの教え方が厳しいだのと口を挟む経営者。原因がどこにあるのかわかろうとしない人がいるのがそもそもの原因です。
目先で解決しようとしても一瞬はいいけど、長期で見たら損失でしかないです。
どうしたら長期で働いてくれるのかを考えたほうがいいですよ。
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