時々、一部フリーランスの方々はサラリーマンを煽りさも自分たちは優位な地位にいる的な文言を見かけます。
そして、「フリーランスは会社員と違って楽しい」「会社員よりも絶対に稼げる」となにかに誘導しているようです。
今回はフリーランスとサラリーマンの働き方、特によく目につく煽り文句で比較してみましょう。
好きなときに働ける
介護職で言えば、早番7:00-16:00,日勤8:30-17:30、遅番10:30ー19:30のように決まっています。
そして、夜勤もありのシフト勤務です。
フリーランスは時間を選べるのでいいですよという。本当にそうでしょうか。
日によっては朝早くだったり、夜遅くまで働いたりするいつようがあります。しかし、「楽しい」という面を押し出したい人たちは決して苦労の部分を言いません。時間が自由です。いいです。昼から飲んでいますというように、まるでリタイヤしたかのごとく押し出します。
しかし、リタイヤではなくフリーランスであって働くことに変わりはないです。自分でスケジュールを組むか決まったスケジュールに沿って働くかの違いなのになぜそこまで「楽しい」、「サラリーマンは辛い」を全面に押し出す必要があるのでしょうか。
「サラリーマンは辛い」は確かですが、フリーランスも稼げなければ辛いです。

嫌な上司や嫌な同僚と顔合わせしなくても済む
サラリーマンは会社員です。小企業とはいえど会社員の構成は存在します。その社員を束ねるために上司は存在します。確かに上司、同僚の中には嫌な人は存在します。では、自分は相手に嫌な人でしょうか。自分が中心に考えた場合、嫌な人は相手ですが相手の立場にたった場合、自分は会社でどのような存在でどのように貢献できているでしょうか。いじめのような問題は論外ですが、上司や同僚が厳しくなる原因は必ずしも一方に問題があるとは思えません。
また、フリーランスは基本的に一匹狼です。しかし、取引先は存在しないのでしょうか。昨今、ブログ、youtubeで稼げるとはいえ本当に一人でやろうとしたら非常に敷居は高くなります。そうすると外注や仲間に頼ることになります。また、成果物を出してお金を得る場合、取引先が嫌な人というのは存在しないのでしょうか。
人間関係が辛いからフリーランスになってもその問題が解決できるとは言い切れません。自分自身に原因があればなおさらです。
好きな業種で稼げる
自分のやりたいことと就職先が異なるというのはよくあります。その際、「今の人生でいいのか」「自分のやりたいことで稼ごう」などという謳い文句を掲げますが、それがパイロットだった場合どうなのでしょうか。極端な例だ!と怒るかもしれないでしょうが、私自身この言葉というのは「無責任」という言葉がぴったりです。
確かに自分がやりたい業種で稼ぎ、「フリーランスは会社員と違って楽しい」「会社員よりも絶対に稼げる」となれば素晴らしいですが、大半の人はうまくいかない、できないから生活のためという理由で働いている人もいます。「生活のためなんて」という声が聞こえますが果たしてどうでしょう。お金がなければ生活に困ります。衣食住、どれも手に入れることは不可能です。
生活に困るのにも関わらず、「今の人生でいいのか」などと言われても余計なお世話です。やり直せる余裕があるならまだしも余裕がなく底なし沼にハマっても煽った人たちは助けてくれません。

隣の芝生
一部のフリーランスはサラリーマンの稼ぎ方を煽ります。なぜかといえば、自分たちのアフィリエイト、情報商材等などそれがお金儲けの手段だからです。彼らの芝生は青く見せるよう腐った天然芝の上に人工芝を引いてごまかしているだけです。
自分の働き方に自信を持ちましょう。
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