「転職は裏切り」と思う人は一定数います。その際、粛々と行動しましょうと解説しました。
今回は「裏切り」という気持ちの本心について探ってみたいと考えます。
困る側に立ってみる
一番手っ取り早いのは残る側のみになって考えてみることです。しかも、快く退職させてくれる側ではなく、「え、いなくなるの!?」といなくなったら困る側に回って考えてみることです。
そうすると以下の3つが思いつきます。
- 仕事量が増える
- やりたくない仕事が回ってくる
- 評価が今より下がる
その人がいなくなるのですから仕事は誰かが補わなくてはいけません。しかし、介護業界のように人手不足の場合、そうそう変わりの人がうまく入ってくれるとは限りません。1日4人で回すシフト(夜勤を除く)で3人になってしまうようなケース。当たり前ですが仕事量は増えます。
また、レク係や係り担当を押し付けられることもあるでしょう。今までやっていなかったことをする羽目になります。特に面倒な仕事の場合はより負担に感じます。
当然、無理なシフトで回すとミスを誘発しやすくなります。また、係りも負担になりますので疲れがなかなか取れなくなっていきます。よりミスを誘発しやすい体になります。
1度のミスなら目を瞑る事もできるでしょうが、何度も起こると評価は下がるでしょう。
しかも、古株ならなおさらです。「自分はこの会社に尽くしているのになんでこんな仕打ちを受けないといけないんだ。」と。こうなっては自分が困るので引き止めに入ります。

身にふりかからないためには
誰しも自分が可愛いと思っている側面はあるでしょう。しかし、負の面からくる感情で「転職は裏切り」と考えているので、転職を考えている人は粛々と事をすすめるに付きます。
自分に降りかからないようにするにはいつでも転職できるよう準備をしておくことです。
転職をしなさいではなくしておけばいざというときに即行動に移せます。
現在、終身雇用という雇用制度は崩壊しつつあります。介護業界は出てきて新しい業種に入るため、終身雇用ではないです。従い、転職しやすい環境にあると言えます。人手不足を逆手に取りスキルを身に付け、自分の価値を高めて転職しやすくしておくのが最善と考えます。
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