介護業界に勤めて10年近くなりますが、他の業種よりも入れ替わりが多い業種です。
特に、大量とは言えないですが、一気に数名ほど退職するケースが見受けられます。
今回はそのパターンと自分が巻き込まれそうになったらどうするのかを解説します。
数名退職するパターンとは
事業所でボーナス後の時期でもなく異動の時期でもないのに、一気に数名退職していくことがありますが、基本的に2パターンに分けられます。
ハンティング型
例えばある人が介護事業を起こす際に、一緒に働いていた人に声をかけ同意してやめていくパターンです。この場合、声をかける人ができる人なり魅力がある人の場合、かなり同意者は多くなりやすいです。
有能さが「管理者<声をかける人」であればあるほどその傾向にあります。
気をつける点は、新規の会社のため利用者が少ない点と、給与・福利厚生の面が不確実な点です。
伸びしろがある反面、地に足がついてないことを考えて、新規会社の将来性を取るか現状の安定性を取るかを考慮する必要があります。
ダム決壊型
会社、上司に不満があり、その不満がある職員の退職を気に数名が退職をするというのものです。こちらのほうが多いかなと感じます。
こちらの方が、会社や事業所にとっては厳しいと考えます。なぜなら、できる人とか問わずに一人の退職者を機にやめていくので、仲がいい人を巻き込んでとか、あの人が辞めるなら私もという同調性になっていくためです。

自分はどうするのか
どちらのケースにせよ目の前に迫る離職者が数名いる現実。自分は残るべきか去るべきかを考えます。
私の場合だとダム決壊型の場合は退職、ハンティング型の場合はとりあえず在籍を選択することを考えます。
ダム決壊型の場合
会社、上司に不満があるわけで、特に上司の元では働けないという同調が行動に移るため、残った場合、心身の疲労は想像できます。
会社自体もテコ入れをするでしょうが、「それをできるなら早くしてよ」というのが本音ですから事が起こって動くようであれば未来はないでしょう。
転職準備ができていないのであれば、3ヶ月以内に転職するのを考えて働きます。
よほどのことがない限り、在籍はしないでしょう。
ハンティング型の場合
このケースはその人とともに働きたいというのが主な理由なので、誘われていなければ在籍する会社を離れる理由がないです。ただし、翌月の仕事量は増えることになりますからその覚悟は必要です。
その分、目上のたんこぶが消えてうまく行けば昇給もあります。そして、上司の評価、逆に上司を評価できます。その上で、自分の身のふりを考えればいいのです。
転職が当たり前の時代に
昨今では、リストラが当たり前になり転職が当たり前の時代になっています。
そうなると、人によっては自分で事業を起こしてという考えを持つ人も少なくないです。
介護業界に限らず、誰かを機に一斉に退職するというのが出てきます。それに巻き込まれてもいいように普段から準備する必要があると感じます。
する、しないに限らず、いつどうなっても、選択肢を増やしておくことが重要だと考えます。

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