訪問介護員として働き始めましたが、それでも苦労と苦悩は続きました。
しかし、ある男性の入浴介助でのお話が自分自身の光明となりました。

【実体験】もったいなかった3ヶ月
介護業界に転職したが挫折して1年後に再び介護業界に挑むことになりました。2社目は全国展開する企業で訪問介護をメインとする会社です。その中で訪問入浴も手伝ってほしいというか、それが入社の条件でした。契約社員での入社です。...
今回はそのお話です。
前任者の見えざる影
私が担当する前の担当者は今でも技術面においては文句無しで現在でも匹敵する人はいないと思ってます。
その方が退職し、また利用者が入院していたともあって担当不在となってました。
ちょうど空いていたのが私で、初回は管理者と一緒に伺いましたが、それ以降は私が担当となりました。
どうしても前任者の事は気になり、毎回「下手に思われてるんだろうな」という考えが頭をよぎってました。
意を決する
ある日の事でした。終了後に記録を書いてお話する機会がありついに「○○さんに比べて劣ってるかと思いますがよろしくおねがいします」と言ってしまったという方が正解です。
しかし、その方は「僕はうなずきくんのほうがいい。彼はできる人だったかもしれないが、君は僕が洗ってほしい部分を念入りに洗ってくれてる。だから、またよろしく頼むよ」
肩の荷が下りたと言うよりすごく考えさせられました。そして、自分のやり方が正しいと自信を持ち前任者のことはすっかり消えました。

目指す介護士の方向性
この出来事は訪問介護で2年目のことで、今から7年前ぐらいです。
なので相当前ですが、この事は私の介護の考えを変えてくれた出来事でした。
未だにこの運命的な利用者に感謝してます。

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