私が介護を続けれた理由に、もしかしたらある出来事によって見返す心がどこかにあったのかなと時々考えます。
今回はそんなお話です。
ある日の面接での出来事
私の面接での出来事で、自分の得意分野は何かを問われたので、
当時は、普通にワード、エクセル関連で貢献できると思い答えたところ、
「年寄がパソコン出来るわけ無いでしょ!!分かりもしないのを得意分野にしてどうするの!」といきなりキレられました。
それどころか、利用者に対して何が出来るかを尋ねる聞き方でなかったので、
正直「待ってくれよ」と思いつつ、「利用者さんに対しての得意分野を聞いてたのですか?」と聞き返したら、
「当たり前でしょ!それ以外何があるんですか!?」とそのあとも何かを言っていたのか覚えておらず、その日は帰宅し当然不採用でした。正直、不採用で良かったです。

将棋のAIで遊ぶ
数年後、一人の利用者と将棋をすることになりました。
私は惨敗、他の利用者、職員も対戦するものの勝てず。
ここで私はどうしても負ける姿が見たいと思い、ノートPCに将棋のAIソフトをインストール。
当時、藤井聡太棋士の影響もあってか、AIソフトは色々あり普通だなと思うものを選びものの見事に勝利しました。
物珍しがる光景
その時に将棋をする利用者以外に2,3人利用者がいて、
「お兄ちゃん!何やっての?「それ、なんですか?」と訪ねてきたので説明。
「すごいね」
「操作してみます?」
「壊すからやめておく!」
「ここをこうしてみてください」
「動いた!」「おー!」
使い方は異なるものの、新しいものを触る新鮮な反応はいつになっても変わらないなと思いました。

見返したと思いつつも
その出来事があった日の何日か後に急に前述した面接での出来事を思い出し
「利用者、パソコン操作できたよな」「PCの将棋で遊んでくれたよな」と見返せたかなと思いました。
とはいえ、その人は、言い訳や難癖つけて認めないんだろうなと考えました。
今回は自分の中で利用者に対して出来ることはやってみるというという考え、
見返す心がどこかにあったからこそ出来たのだろうと考えています。
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