複合型サービスに異動していろんな職員と働きました。
その中で群を抜いて仕事ができる人に出会いました。
難癖はあったものの今の自分に活かす原点となりました。
口は悪いが仕事ができる
最初の印象は「口が悪い」でした。
利用者にはあだ名で呼び、普通に暴言を吐き、管理者、ケアマネージャーに盾を付きと無茶苦茶だなという印象でした。
ある時、ある利用者の陰洗をすることとなりその方が教えることになったのですが、教え方がポイントを付いて教えてくれました。また不明な部分を聞いてもしっかりと教えてくれました。
こうして、色々とやり方を教わりときには助けてくれました。
「その人の入浴介助かい?困ったら助けてあげるから遠慮せず呼びなさい!」
言葉は強いもののその方は毎回こう言ってくれます。
何回かは助けてもらいましたが、ある時を境に自分一人で出来るようになり、
「今日は大丈夫だね」、そして声がかからなくなりその人から信頼された瞬間でもありました。

その日を楽しんでもらう
いつだったかは忘れましたが、ある職員がだるそうにやっていた時があり、口の悪い職員に見つかり
「あんた!ここに来てる利用者を楽しませれないんだったら帰りなさいよ!!」と一喝してました。
複合型サービスなので、フロア部分がありそこに本日登録されてる利用者が集まってるわけでいかに楽しんでもらうか、そうすればその日はよかったとなるということだと、その方は後でこう教えてくれました。
但し、その出来事のすぐ後に管理者に呼ばれ馬耳東風ですが注意を受けてました。
その言葉を受け、会話の中に冗談を入れてみたり、ダジャレを言ってみたり、入浴や居室掃除でも出来るだけどう楽しんでもらおうか、どうやったら良かった、楽しかったと思われるように出来るかと試行錯誤でやりました。
利用者の言葉
試行錯誤をしながらやっているとある利用者から「うなずきさんの話は面白いね。あの人も面白いけど言葉がきつくてね。一番楽しいよ」という言葉をもらいました。
利用者に言葉をかけてもらったことで、試行錯誤しながらやる自分のやり方は間違いじゃないという自信になりました。
最初はモノマネでもいいです。そこから自分流にアレンジしてやりやすいやり方を構築する。
この人に出会ってなければ、この考えはもっと遅くなっていたはずです。

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