先日、別な階のリーダーと以下のやり取りがありました。
「この階にあった物がなくなってるんですが知りませんか?」
「夜勤なのでわかりませんね」
「わかりませんじゃないです!探してください!」
と、会話にならない会話で30分ほどそのリーダーに振り回されることとなりました。
リーダーと一緒に付いていたスタッフ数名をちょっと観察していると、スタッフは私と目を合わせず、リーダーの指示に怯えながら対応してるように見えました。
介護現場であってはならない光景ですが、度々見る光景でもあります。こうした威圧や恐怖で支配すると以下のようになっていきます。
- 萎縮する
- 視線が利用者へ向かない
- ミスを誘発する
解説していきましょう。

萎縮する
自分の上司が指示を出すとき威圧を出したり、ミスをしたら叱り方が恐怖だけで身にはならなかったらどうでしょう。
やることやることが「これでいいのかな?」「これやったら怒られるんじゃないかな」「ミスったらどうしよう」と気が気ではありません。
- 腕は上がらない
- 足は出ない
- 声も出ない
最悪こうなるかもしれません。
視線が利用者へ向かない
上記で上げたような考えがよぎる=リーダーや上司の顔色をうかがうようになります。
利用者が困っていても、考えるのはリーダーがどう反応するのかな?
「そんな事自分で考えてやりなさい!」「なんで勝手にやるの!」「○○さんが困ってるでしょ!」「(利用者より)こっちが先!」
リーダーにしてみれば、利用者を振り回してるのは自分の部下と見えますが、
実際は、リーダーが職員を振り回し、利用者への対応に追いつかないという悪循環に陥ります。

ミスを誘発する
心理状態は最悪、仕事に集中できないとなるともうミスの温床ですね。
ミスが起きた場合、原因を探る必要があります。ですが、誘発する原因を作ってるのはリーダー自身なのに、本人はその人そのものに原因があると叱責します。そして、職員を恐怖に陥れます。
最悪の雰囲気
こうなると、職場の雰囲気は最悪ですし、その雰囲気は利用者に伝わります。
利用者の中には不穏になる利用者も出るでしょう。
身体的虐待の温床にもなりかねません。
辞める人も出るでしょうし、人員不足によりリーダーがイライラして残る職員、入ってくる職員に更に恐怖で支配するでしょう。
こういう人たちが昇格できないようにするにはと考えがちですが、介護業界自体人手不足なため残った職員を昇格した結果なのです。
なので、こういう人たちとできるだけ接しないようにする、上司に当たらないように願うだけです。

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