介護はマニュアルが存在しないといいますがそんなことはありません。
私は、仕事を邪魔するマニュアルが存在すると考えます。
それは個人マニュアルというものです。
個人マニュアルとは
ここでは、以下の3つのマニュアルを定義して話を進めます。
- 共通マニュアル
- 利用者マニュアル
- 個人マニュアル
共通マニュアルとは、会社規定や感染マニュアル等会社で用意されるもの。
利用者マニュアルとは、例えば「AさんのBという薬は足全体に塗布する。」といった手順書なものです。
個人マニュアルとは、職員が経験や自分の考えで行うもの。裏マニュアル的な呼び方もあります。
個人マニュアルの問題点
個人マニュアルが自分個人だけで行うなら問題は発生しないと考えます。
しかし、新入社員、特に介護未経験な人にそのやり方で教えたらどうでしょう。
問題が発生しとき、教えた側は知らぬ存ぜぬを繰り返し責任を押し付けてしまうという事になります。
また、同じ利用者の入浴介助でもAさんはAさんの、BさんはBさんの介助方法で理由もなく教え、上役から「なんでそんなやり方なの!」と怒らてしまうけど、弱気な人であれば理由を言えない。
介護が嫌になる理由の一つです。

個人マニュアルで仕事をすすめる理由
個人マニュアルで仕事を進めるのは構わないですがそれを教えてしまう理由は以下のとおりです。
- 今まで養った経験
- プライド
- 考え方
そう、すべてが厄介ものなんです。
解決方法
個人マニュアルで教えられたら、その人の前ではそのやり方で対応しておくが、そうでない時は正しいやり方ですすめる。また、対応できない理由も考えておくといいですね。
新人さんなら、上司に報告しておく。嫌がらせ的なものに発展したら、そことは縁がなかったと退職を勧めます。
私も「個人マニュアル」で仕事を教わることがありましたし、時々教わります。しかし、道理に合わなければやりません。また、過去に「本来はこうやるけど、私はこうやってるから。上に見つかるとうるさいから普段はやるんじゃないよ」と、アドバイスをしてくれた人に巡り合ったこともあります。
仕事がうまくいくためには、人のめぐり合わせも重要ですね。

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