私にとって経営者は金は出すが口は出さないというのが理想です。
しかし、中小企業の経営者だと口も出してきます。
そこでいいことを発言してくれればいいのですが、残念ながらそうではありません
では、介護にとってのついていけない経営者はどんな人なのか。
前会社の社長の例を出して解説します。
偏った考えを押し付ける
認知症の研修で、レビー認知症の利用者で試しに薬をやめてみたら食欲が湧いて食べるようになったという症例を紹介してました。
発表者は、「お困りならこういう方法もあるので、担当医とも相談して試してみるのも手です」と方法論の一つとしての紹介でした。
事業所でもレビー認知症の利用者がいて食事量にムラがあったことを全体会議ですると、社長は「レビー認知症には薬があわないからすぐやめるべきです!往診のクリニックには私から電話しておきます。これは研修でも結果が出たんです」とさも自分が発見したかのごとく語り非常に困惑しました。
一つの症例だったはずが、いつの間にか「レビーには薬はいけない!」という概念が出来上がっていたのです。
この利用者は、薬をやめ食事量はムラは少なくなったものの、声を荒げる、手が出る等負の面が大きく服薬は復活しました。

人の意見は取り入れない
前の会社を退職するに当たり社長と面談した際、社長に対して意見を言った際よくわからない論で聞き入れませんでした。
他にも、全体会議で意見を言うものの、1週間後には忘れてていたりといこともありました(逆に助かりますが)
自分の意見は意地でも通すが、他人の意見に耳を傾けないのは経営者以前の問題です。
問題を問題とは思わない
稀に事業所から利用者が出ていくという事件がありますが、前の事業所でもありました。発見され運良く怪我等なく帰宅してきました。
しかし、社長はこれについては「半年で2回でしょ」とまったく相手にしません。
利用者のことを考えて欲しいといっている経営者の発言ではありません。
もし、事故にあった場合、どうしたのか。恐らく責任をこちらになすりつけるだけで自分らは悪くないと逃げるつもりだったでしょう。

まとめ
介護業界の場合、自分の介護の考えをしたいという経営者は多いと思います。
従い、口を出してくる経営者もいます。
口をだすのは構いませんが、自分が目立つのではなく従業員の為になる行動をしてください。
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