時々、「プロとして」「プロなんだから」と上司や経営者が普通に発言したりSNSでアピールしたりしています。
しかし、私からすればいちいち言わないといけないものなのかと考えてます。
なぜ使うのか
わざわざ言う理由は基本的に仕事に対して自信が持てていないからでしょう。
仕事に自信がある、誇りがあるのであれば「プロ」という言葉を出す必要はありません。
スタッフ一人ひとりに求めるなら、会社の理念として謳い、入社時のオリエンテーションで叩き込めばいいのです。

教えで伝える言葉なのか?
昔、「プロとして自覚を…」と嫌な上司に散々言われた経験があります。
それを踏まえ、私がリーダー職についたときはスタッフがミスをした場合、わざわざ「プロ」という言葉を出すことはなかったです。
そもそも、日々のその時の対応ですることが変わる介護の仕事で、どこを、何を基準としてプロとして目指せばいいのでしょうか?
自覚?、責任?、行動?、全部社会人として普通に持つべきことですので、わざわざ「プロ」という言葉に置き換える必要はないです。
他業種をみても異質に感じる
プロ野球等、頭にプロがつくのですが彼らはわざわざ「プロとしての・・・」という発言をするでしょうか?
身近なサービス業でスーパーで働いている方々が、「我々はプロですから」などとアピールするのを聞いたことはないです。
プロという言葉を出してくるのは、介護の世界ぐらいなものです。

重みを感じない
言葉は必要としないところで使えば使うほど軽くなり重みを感じません。
知った言葉、使ってみたい言葉を安易に使ってまやかし、自分たちは他人より出来るということをアピールしたいだけな気がします。
必要なとき、必要な場所で使うのが逆に「プロ」ではないでしょうか?
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