社員は会社勤めしている以上、会社は業務として色々と仕事を振ります。
しかし、仕事ではないものを社員に求めると、社員は離れていきます。
今回は会社が社員に求めてはいけない3つのものをあげます。
ボランティア精神
日本の会社ではよくある話です。
例えば、帰宅直前に利用者が転倒して色々とやっているうちに帰宅時間がオーバーぐらいならいいですが、
最初っから業務時間終わってから、イベントの仕事等を手伝わされる等、会社がボランティアを求めれば社員を疲弊させます。
本来であれば会社のイベントは業務の一環ですから、業務時間内、または残業代として支払うのが普通です。
介護業だからボランティア精神が…などと、会社が業務に対して言うのはもはや会社としての体をなしてはいません。
だから、社員は会社を離れていくのです。

臨機応変
時々上司が「そんなのできないってわかってるんだから、うまく臨機応変に対応しなさい!」と言います。
しかし、なんのための上司なんでしょうか。
臨機応変に出来る人もいれば出来ない人もいます。
特にそこの会社に努めてる年数が長ければ、そこの会社のことはわかってるので臨機応変には対応しやすいです。
しかし、それは一部の人間にしか過ぎません。臨機応変を全社員に求め100%出来るのであれば、上司はいらないでしょう。AI上司で十分でしょう。
上司は臨機応変に動ける社員の方が特別だと考えるべきです。
過度な個人責任
個人責任についてはどこまで問われるのかは色々あります。
ここでの個人責任は以下のような感じです。
- 今日のフロアリーダーで社員がうまく機能せずに業務がうまく回らなかった
- イベントで今来行かなかった部分をイベント担当の職員にする
全体でやらなければうまく回らないのに、失敗したらリーダーへ責任を追わせることで何が解決するでしょう。
その日の業務が回らないのであれば、管理者や他の方々と協力して明日へ引き伸ばせるなら明日にする等の考えもあります。
これは私の話ですが、○○会といったイベント担当になりました。しかし、初めてでありバックアップもなく、うまく行かなかった責任を管理者から問われました。
そして、管理者は反省会で「私のときはこうやった」「私のときはうまくやった」と終わってから後出しジャンケンのごとく言いましたが、あとから喚くのは誰にでも出来ます。
反省会で嫌な気持ちにさせるのではなく、そのイベントがなぜ失敗に終わり、次回どうしたらうまく運営できるようにするのがを考える場です。
このときは社長が「初めてなのに大変だったし私はよくやったと思います」的な発言で終わりましたが、やや遺恨が残った形でした。

まとめ
会社で働く以上、会社はその会社で働きたいとすべきなのに逆のことをしています。
ボランティアで働かせ、臨機応変に、またイベント、日々の業務が出来なければ「仕事ができない」と評価を下す。
人間関係は最悪になり、すぐに会社を離れ職員をとっかえひっかえ入れますが、いつかは誰も来なくなります。
そこで仕事をしてほしいと思うなら、きちんと仕事をする環境を整えるべきです。
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