上司や同僚から指示通りに対応したはずなのに、文句を言われるケースがあると思います。
「こうしてって言ったのに!」「なんでこんなことしたの!」「こんなの頼んでない!」
これらが起こる2つの原因を探ります。
指示と理解
一番の原因は指示の曖昧さから来るものです。
例えば食事時間が近いので「お茶を出してほしい」と指示したとします。
指示された側は、どう捉えるか。
- たまたま食堂にいた人にだけお茶を出す
- 食べる人全員分のお茶を出す
- 食べる人全員のお茶とお水をセットで出す。また、食介が必要な人のセットを用意する
指示する側が3を要求し、その指示で応えれる人は場慣れした人であり、下手すると「昼食準備しておいて」だけで終わるかもしれません。
介護歴が長いとそんなの当たり前、常識という目で見てしまいます。
そういう常識論を持っている人は、結果を見て「こんなの常識でしょ!」「何年やっているのわかってないね!」という感じで後出しジャンケンを出します。
指示を出す人が、その職員のスキルと状況理解を把握しておけば何の問題もないのに、それを怠るからこそ後出しジャンケンをことになってしまいます。

マウント
原因の2つ目はここでも出てくる「マウント」です。
指示通りできたのに期待通りの事をしてくれなかった場合、「俺ならこうした」「私の場合はもう少し気を利かせて・・・」と、言ってくる人もいます。
それはあなたが勝手に期待していたことで、指示通りやった職員に対して言う言葉ではありません。
指示した側は、うまく出来た事が面白くないか、最初っから文句を言い自分が優位な立場にあることをアピールしたいだけです。
まとめ
指示がしっかりしていないとミスに繋がり事故報告書へ発展します。
そういう意味でも指示はしっかり出しそれが理解できているかを確認しなければいけません。
後出しジャンケンをしている暇があるなら、指示を出す側はもう一度ここを理解して指示を出しましょう。

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