あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。
私が小学生低学年の頃、「拾い食いしないように」と注意されたことがあります。
この注意をされたことがある、もしくはしたことがある方は一定以上の年齢ですが理由が存在します。
「毒入りコーラ事件」、または「青酸コーラ無差別殺人事件」というのがありました。
今回はこの事件から得られる教訓についてです。
事件の概要
事件は1977年1月3日、1月4日、2月13日にそれぞれ毒入りのコーラを飲み中毒に陥り2名が死亡、1名が一命を取り留めるものの翌日ガス自殺で死亡。
その後、2月14日に今度はチョコレートに青酸ナトリウムが発見される事件と、拾い食いして食中毒に陥る事件がそれぞれ発生。その後、時間を経へ1985年に「パラコート」という除草剤を用いた「パラコート連続毒殺事件」が12件発生12名死亡。使われたドリンクは、オロナミンC、コーラ、リアルゴールドでした。
状況としては毒入りコーラの場合は、公衆電話に置いていたコーラを飲んでしまう、パラコートの場合は自販機の上、下、もしくは取り出し口にあったのを飲んでしまうというものでした。
これらの事件は、現在では開封状況がわかるものを使用していますが、当時のコーラは瓶が主流でかつ開封状態が分かりづらいというものでした。また、オロナミンCもねじ回し方式で開封状況が分かりづらいものでした。
コーラは支流が瓶から缶へ、オロナミンCは蓋をプルトップ式へ変更しました。今ではコーラの支流はペットボトルですね。

命は取られないが
この事例を取り上げるのは極端でしょうが、ただで得ようとすると痛い目にあいます。
現在では、拾い食いをするということはないでしょう。しかし、形を変えて「ただ」というものは横行しています。
「○○は儲かる」「○○をしないと損」、昨今では減っているとはいえ「フォロー&リツイートでXX万円プレゼント」というものです。登録したら個人情報を抜き取るようなサイトに誘導され、下手をするとお金を吸い取られる。裏ではこいつはカモになると情報が横流しされさらに被害が増大と。
命を取られないのだからまだマシでしょと思うでしょうが、今の御時世は情報を抜き取られお金まで取られてどう生活できましょうか。
思考力を身につける
「みんなやっているから」「あの人が勧めてくれたから」「こんなに儲かるんだったら貯金を崩して…」という考えなしに行動すると痛い目にあいます。痛い目にあいたくないのであれば「信用できないものに安易に飛びつかない」「わからないものには手を出さない」です。
そして、行動しないことを決めるのは思考力です。調べ考え尋ねる。その結果、やってみる・やらない・ここでやめる等様々な選択肢が出てきます。
「私はやらない」は決して恥ずかしいことではなく立派な行動と考えています。
2021年始まったばかりです。考えて行動して最終的にいい結果に結びつけましょう。

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