仕事で上司から不向きを指摘される、介護の場合だと「あなたは介護に向いていない」と言われたことはあるでしょうか。
私はあります。そして回答は働き続けて数年後に出てきますが、言った人はその回答は分からないです。
今回は仕事において不向きを指摘することについて考えてみます。
決めつけるのが仕事?
上司や管理者たる人が「あなたは介護に向いていない」と決めつけるのはいいですが、では、決めつけたらどうするのでしょうか?
そこでハイおしまいとクビ宣告して終わりでしょうか。現在ではそのようなことはできないので、ただ単に飼い殺ししておくしかできません。
多職でもそうですが向き不向きを決定しても何もはじまりません。それよりその人の可能性を閉ざすだけです。
できない部分があれば、アプローチを考えてみたり思考法に間違いがないかを見たりするのが役目です。
向き不向きを決めるのは上司仕事ではないです。

向いていない人ではなく
仕事に向いていない人を見つけるのではなく、人を育てていくのが上司の役目です。
未経験にも関わらずやる気があり来たのにそのような一言で終わらせるのは、それこそこあなたが上司には向いていませんという考えです。
では、あなたはどのような人が向いていますか?向いていませんかと問われても正直分からないです。
というのもその時点では向いていないと思えど、数カ月先にはどうなっているかはわからないからです。
数ヶ月かかる育成を数日で「あなたは不向きです」といいやめさせていくだけで会社としてどれだけ損失を抱えるでしょうか。
不向きよりも
向き不向きではなく仕事ができない人、特にしない人は多数見てきました。
育成する側はこのあたりをすべて一緒にして考えて、「あなたは不向きだ」と言っている可能性もあります。
しかし、仕事をしない人は損失にしかならないですから論外であり、採用担当の見る目がなかったとしかいいようがありません。

因果応報
私も初期の頃は同じように「向いていない」と言われました。現在、10年ほど同じ仕事で働いています。介護福祉士も持っています。
恐らく言った側が会ってこのような話をしたら「頑張ったんだね」と「向いていない」と言ったことを忘れているでしょう。
言われた側は覚えています。そして、どのような形で返ってくるかはわかりません。上司は感覚で言うのではなくしっかり理論立てて説明しましょう。
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