退職、特に転職を考慮した退職の際、「辞めるなんて裏切りだよ」と言う人が時たまいます。冗談で言う人はいいのですが本気で言う人もいるのですが今回はこの辺を考えてみたいです。
会社と社員の関係
まず、会社と社員とは、シンプルに言うと時間あたりの労働力を提供してそれに応じてお金を得る関係です。そして納得して契約を交わす関係です。
その関係が定年まで行けばいいですが、リストラで会社が契約を破棄、転職で社員が契約を破棄することもありえます。
つまり、一方がもう一方を契約内容に不満があれば破棄をする。そして、別人とはたまた別会社と契約する関係なのです。従って裏切りは発生しません。

裏切りと思う心理
会社は複数の社員から成り立っています。そして、社員同士には絆が生まれます。しかし、退職、特に転職という他社へ移る場合、人の中にはいろんな感情が生まれます。特に「羨ましい」「自分は無理」「なんであいつだけ」といったような負の感情、特に嫉妬という感情が大きくなった場合、「裏切り」という言葉が出てくるのでしょう。
しかし、それはその人が勝手に思うことであり一つの感想にしか過ぎません。
どう行動するの?
では、「裏切り」という言葉を言われた場合、どうすればいいのでしょう。そのまま粛々と退職、転職すればいいのです。
会社に残るのも自由だし退職も自由です。残るのにも理由はあります。今の会社で満足している、本当は転職したいが家族が納得しないとか千差万別です。
ただし、転職したいけど出来ない理由をつけて行動しない人もいます。
そんな人に絡まれて「裏切りだ」「俺もしたいけど俺なんか…」「退職してもすぐに職が見つかるか…」等愚痴を聞かされても疲れるだけなので、粛々と事を進めて絡まれないように過ごせばいいのです。
終身雇用が当然の時代、転職は白い目で見られる厳しい時代でしたが、今は大企業が終身雇用を守れないと発言をしたので、転職を見据えたスキルを身に着けて高める労働をしなければいけませんね。

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