介護に入り去っていく理由の一つに、教えられたのにその通りやると違うと怒られた!というのがあります。
新人サポートをしているはずなのになんでこんな目にあってしまうのでしょうか。
色んなものが変わる世界
介護は人を相手にしており、その人は下手すると1分前と異なるということもあります。刻々と変わる状況下でやり方を少しずつ変えなければいけません。しかし、新人にはそんなものを考える余裕はありません。言われた通りにコツコツとやりながら学び実績を作ることが重要なのです。
また、介護者も一人ではなく男女、体格差、利用者に対する見立てと色々異なります。
つまり、利用者の状況下が変わるのにAさんに教わったとおりにやっても、Bさんはそのようなやり方ではもっとADLが落ちると考えて怒る。
しかし、新人にはそんな考える余裕はないので、理不尽な怒られ方をされたと思います。また、Bさんが上級職(管理者、ケアマネージャー等)と仲良ければ管理者からも言われるのは必須です。
これでは新人のサポートではなくいじめです。昭和の時代ではこれに耐えて私達はやってきたとか、介護保険制度前の時代を知らないからどうのこうのと言い始めます。
介護業界は新しく出来た業種の割には、年齢が上の人が多くこういう考えで押し付ける人が多いです。特に、上級職の年齢が該当すればなおさらです。
観察眼を養う
では、どのようなサポートが妥当かと考えた場合、私は。この人はこういう動きをするからこう介助すると教えます。で、もしこのやり方で文句言われたら私が教えたと言ってほしい、また、文句言われたことを言ってきて欲しいといいます。
結局、利用者の動きは新人が把握など難しいのに、それを求めるほうがおかしいわけです。もし、求めるなら観察眼を養う教育をすべきでしょう。また、失敗した場合の責任を教えた側がすべて持ち、なすりつけてはいけません。
これは、最初に入ったグループホームでの自分の経験に基づくものです。一人でも多くの方が苦しまずに長くとどまってくれることを願います。本当にですよ。
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