食事介助を早く終わらせ自慢する方が”稀に”いますが、自慢できることなんでしょうか?そもそも技量が高いと言えるのでしょうか?
食事介助とは
食事介助は、介護士が利用者の食べたいものを介助させて食べてもらう方法です。本来は何が食べたいかを逐一確認しながら、また、利用者の飲み込み状況を確認しながら介助します。危険なことですぐ思いつくのは喉づまりでしょう。
確認事項の多さと色々注意しながら行うため、本来は時間がかかってもおかしくはありません。
時間短縮になるのか?
時間短縮になる原因は以下のとおりでしょうか。
- 利用者に確認せずこちらで食事介助する
- 利用者の状況を確認しない
- 適当に切り上げる
- 虚偽の報告
利用者に確認せずこちらで食事介助する
正直言いますと、食べたいものの確認に関しては怠ってることはあるため私はここについては語れません。
その中でも一つだけ言いたいことがあります。
ご飯の上におかずを全部のせて食べさせるのだけは勘弁してほしいです。
利用者の状況を確認しない
悪い言い方をするなら自分のペースで口の中へホイホイと入れていくという、
喉づまりしてもおかしくない状況を自分から作ってるのでこれは論外ですね。
適当に切り上げる
5割ほど食べてなかなか食べ終わらない。そうすると下膳するということですね。
コミュニケーションが取れない利用者の場合、食べるかどうか見極めが難しいですが、
意思はあるのでサインを見逃さないことが重要です。
慣れないとここは難しいですが、分かってて適当に切り上げるのはありえませんね。
虚偽の報告
上記のようにこっちの都合で下膳、誰も見てないから「全量食べました」という報告。
これ、利用者さんから報告あったりしてバレてますよ。
あと、いつもは30分で5割がいいところなのに、同じ時間で全量摂取?って疑惑があがるんですよ。
食べてくれなかった、食べなかった=下手ではないですから、しっかり報告して分析することが大事ですね。むしろ、そのことで目くじら立てる会社だったらオサラバですね。

時間短縮の背景
では、なぜ介助時間が短いほうがいいのでしょうか?
- 食事時間が決まっている
- 他職員のプレッシャー
- 後片付けの時間
特に自分たちで食事を提供している事業所とかの場合、どうしても3番の片付けの時間を考えてしまいます。
そうすると、適当に引き上げて「全量食べました」と報告となります。
基本的に会社や自分都合ですが、3番をメインで考えるのはもう自分都合の極みですね。
時間短縮は自慢することではない
食事介助以外でも時間は早い、できが良いで自慢したがる人はいます。
介護は技量が優れていること、時間かからずにすぐ終わることを自慢をするためにあるわけではないです。
利用者を助けるために介護士が存在するのです。

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